企業主導型保育事業の財務監査は、助成金の不正受給の防止と適切な会計処理の実施を目的として行われます。
これまで年に一回行われてきた「通常監査」でも保育所内の帳簿についてチェックが行われていますが、限られた時間の中で監査員が形式的にチェックを行うだけであったため、帳簿類の細かい部分まではチェックが行き届いていませんでした。
しかし、今回の財務監査では、税理士や公認会計士などの専門家がチェックを行うため、帳簿類の細かい部分までチェックを受ける可能性があります。
例えば、通常監査であれば、立替払いについて「立替払いは行っていないですよね?」というQ&A形式で受け答えをすればクリアできるようなケースもありましたが、今回の財務監査ではただ単に受け答えをするだけでなく、仕訳帳などの細かい部分までチェックされたうえで立替払いの有無を確認される可能性があります。
そのため、通常監査とは異なり、帳簿類の中身までしっかり確認したうえで監査を受けることが重要となります。
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